非可逆(lossy)コーデックについて
April 02, 2004
mp3に代表される、元のデータに復元できないコーデックを非可逆圧縮(lossy)コーデックといいます。非可逆コーデックではサイズが非常に小さくなるという利点があるので、携帯型プレーヤで最も利用されています。HDDの大容量化に伴い、非可逆コーデックを利用する機会は減っていくと思いますが、全くなくなるかといえばそうではありません。なぜなら、携帯型プレーヤではそれほどよいリスニング環境を作れないので、可逆だろうと非可逆だろうとそれほど差が出ないからです。むしろ、非可逆のほうがサイズが大幅に小さい分、携帯するには有利です。ですから、今後HDDタイプの携帯型プレーヤが一般化したところで、携帯型プレーヤで可逆コーデックを使う利点はほとんどありません。特に、MusePackのような音質の良い非可逆コーデックを利用した場合は、携帯型プレーヤでは可逆非可逆の区別がつかないと思います。
現在、非可逆フォーマットの主なものは以下の通りです。
1. MusePack
最低の音質でもmp3相当と、おそらく現状で最も音質のよいコーデック。音質の良さは段違いです。唯一の問題は、対応する携帯型プレーヤがないこと(PCならいくらでも再生環境はそろっています)。対応するプレーヤが出始めれば、mp3に取って代わる可能性があります。
2. LAME
最も普及しているであろうコーデック。mp3であるため、どんな携帯型プレーヤでも再生可能です。現状の環境で使うならばこれがベスト。音質も悪くはありません。
3. OggVorbis
mp3のライセンス問題を解決するため登場したコーデック。そういう意味では価値のあるコーデックですが、あえて今これを選択するメリットは残念ながらありません。
4. WMA
M$社のコーデック。開発元が開発元だけに、仕様やライセンスも心配ですし、あえて使う気になりません。音質も月並みです。他に優れたコーデックは沢山あります。M$好きはどうぞ。
5. AAC
MPEG標準化団体が開発したコーデック。音質は悪くありませんし、対応する携帯型プレーヤも多いです。現状でmp3よりいい音質で聞きたければ、こちらがお勧めです。
他にも数え切れないほどのコーデックが生まれては消えていきます。その他のコーデックにも興味をもたれた方はこちらへどうぞ。
#早く携帯電話に音楽プレーヤが標準装備されるといいんですけど(コーデックはソフトウェアアップデートで追加できるとさらにいいですね)。
Posted by chihiro at 10:10 pm | from category: music
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